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26歳。独身。172cm。痩せ型。O型。東京都在住。ビール。映画。にわかプロレスファン。

『君の名は。』感想。

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君の名は。』を観た。
映画というよりアニメだった。深夜やってるアニメの映画尺であって映画という感じがしなかった。オープニングとかラッドウィンプスの曲とか白けるだけだった。

 


アニメはリアクションが大きい。
アクション(運動)に対するアクション(運動)つまりリアクション(反応としての運動)が、いわゆる反応だけのリアクションになってしまっており、過剰に演出されている。「入れ替わっている~」というような反応がベタになってしまっているアニメ界に発展はあるのだろうか。
ラスト階段のシーンで二人がすれ違いお互い背を向けている時、二人は何か言おうとするが言えず、無言で反応する。その時、「んはぁ」「えふぁ」「うんぅう」みたいな声を漏らす。こういった反応が余計であり過剰なのである。こういったことを入れないと登場人物の感情が表現できないと意見もあるだろう。ブレッソンを観てくれ、なんなら『トムとジェリー』『蒸気船ウィリー』から見直してくれ。

 

物語のわかりにくさをそのままにし映画を作るのか、わかりやすくし大衆に迎合するのか監督は苦悩したのではないか。主人公がべらべら状況説明することで大衆に寄ったわけだけども。『言の葉』の方は映画を選んだはずなのに、今回はヒットさせたかったのかすり寄ってしまった。宮崎駿がまた遠くなったんじゃないか。