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26歳。独身。172cm。痩せ型。O型。東京都在住。ビール。映画。にわかプロレスファン。

枕草子3

冬はつとめて。雪の降りたるは、いふべきにもあらず。霜などのいと白きも、またさらでも いと寒きに、火など急ぎおこして、炭(すみ)持てわたるも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃(すびつ)・火桶(ひおけ)の火も、白き灰がちになりぬるは わろし。

 

冬は早朝が美しい。雪が降っている様は言うまでもない。霜などがとても白い時も、またそうでない時もとても寒く、火などを急いでおこして、炭を持って渡るのは、とても冬らしい光景だ。昼になって、僅かに暖かく寒さがだんだんとやわらいでいけば、炭櫃や火桶の火が白く灰っぽくなってしまう。これは良くないことだ。

 

つきづきし→似つかわしい

「似つかわしい」という言葉って、あんまり馴染みがないですよね。