『空気頭』より面白い小説があれば教えて欲しい。
読書家でもないし、たくさんの小説を読んできた訳ではない。ただ、この先この小説より面白いものに出会えるのかという恐怖すら抱かせる作品である。
藤枝静男の『空気頭』は、面白い。脳みそが喜んでいるのがわかる。これを待ってました、そう言いたくなる小説だ。
何回読んでも、話を知っていても面白いのだが、こんなブログで話を知ってしまうのも勿体無いので、このへんで書くのをやめる。
妻が結核で入退院する前半と薬を作る後半。まだまだ、『空気頭』を読めていない。何回読んでも気づき、楽しめる作品だと思う。
藤枝静男は医者であったため、専門的な医学用語が知識が書かれている。小説という文章引いては文字の連なりの中で、医学用語がまあかっこいい。
『空気頭』は『田紳有楽』と共に収録されている。『田紳有楽』もとんでもなく面白い。
ぜひ、読んでみてください。読んだら一緒に飲みに行きましょ。